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はじめに
マウスピース矯正は、透明で目立たず取り外せる、魅力の多い治療法です。ただ、始めてから「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまう方がいるのも事実です。
この記事では矯正歯科で働きながら自身もマウスピース矯正中のイカ天が、後悔しないために始める前に知っておいてほしい注意点を、現場と体験の両面からお伝えします。
注意点1:自己管理の大変さ
マウスピース矯正で一番の後悔ポイントになりやすいのが、自己管理の大変さです。
マウスピースは1日20〜22時間以上の装着が必要で、食事のたびに外して、食後は歯磨きをしてから装着し直します。これを毎日続けるのは、想像以上に根気がいります。
特に大変なのが、1日外出する日や旅行などの非日常の日です。1食だけの外食なら対応できても、外食してカフェに行ってまた外食して……という日は、その都度の付け外しと歯磨きがかなりの負担になります。外出先で歯磨きできる場所があればいいですが、なければ口をゆすいで装着し、帰宅後に磨くことになります。
だからこそ、普段の日常でこの習慣をきちんと守れるかどうかが続けられるかの分かれ目になります。日常で守れていないと、矯正そのものが計画通りに進まなくなってしまいます。
「取り外せる=楽」というイメージだけで始めると、この自己管理の大変さにギャップを感じてしまいます。ここは事前にしっかり覚悟しておきたいポイントです。
注意点2:1回の計画で終わらないことがある
マウスピース矯正は、最初にもらった枚数のマウスピースを使い切れば終わり、とは限りません。
歯の動き方には個人差があり、計画通りに動かなかった場合は、途中で再スキャンをして計画を追加します。これをリファインメントといい、決して珍しいことではありません。私自身も1回の計画では終わらず、複数回に分けて治療を進めています。
「思ったより長くかかった」と後悔しないためにも、1回で終わらない可能性があることは知っておきましょう。
注意点3:治療費以外の費用がかかる
費用面での後悔も少なくありません。カウンセリングで提示される治療費だけを見て判断してしまうと、あとから想定外の出費に驚くことがあります。
実際には、検査費・診断費・通院ごとの調整料・保定装置の費用など、治療費とは別にかかるものがいくつもあります。総額でいくらになるのかを把握しないまま始めると、「思ったより高くついた」と後悔しかねません。
費用の内訳については別の記事で詳しく解説しているので、あわせて確認してみてください。
注意点4:ゴムかけやアタッチメントが必要になることがある
マウスピース矯正は「透明で目立たない」というイメージが強いですが、実際には歯の動きを補助するために、歯に突起をつけるアタッチメントや、ゴムをかけるゴムかけが必要になることがあります。
これらを想定していないと、「こんなの聞いてなかった」と戸惑ってしまいます。特にアタッチメントは目立つのではと不安に思う方もいますが、実際にはそれほど目立ちません。ゴムかけも慣れれば問題なく続けられます。
事前にこうした処置がある可能性を知っておくと、始めてから慌てずに済みます。それぞれ詳しく解説した記事があるので、気になる方は読んでみてください。
後悔しないためにできること
ここまで注意点をお伝えしてきましたが、後悔を防ぐために一番大切なのは、始める前に疑問や不安をしっかり解消しておくことです。
マウスピース矯正は、自己管理の大変さ、期間、費用、必要な処置など、事前に知っておくべきことがたくさんあります。これらを理解し、納得したうえで始めれば、「こんなはずじゃなかった」という後悔はぐっと減ります。
そのためにも、ひとつのクリニックだけで決めず、複数のクリニックでカウンセリングを受けて比較することをおすすめします。疑問に丁寧に答えてくれるか、自分に合った提案をしてくれるかを見極めることが、後悔しない矯正への第一歩です。
まとめ
マウスピース矯正で後悔しないための注意点をまとめました。
・自己管理の大変さを甘く見ない(特に非日常の日はしんどい)
・1回の計画で終わらないことがある
・治療費以外にも費用がかかる
・ゴムかけやアタッチメントが必要になることがある
これらを事前に知っておけば、マウスピース矯正はとても有効な治療法です。しっかり準備して、納得のいく矯正生活を送りましょう。


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